世界のおしゃれ最前線を行くのは、フランス・パリやイギリス・ロンドンかと思います。特にイギリスは様々なファッションブランドの発祥地となる事が多く、世界のおしゃれを引っ張っている存在と言えます。そんなイギリス・ロンドンでは、サイクリング文化が一般の市民に根付いたばかりなのをご存知でしょうか？おしゃれなイギリスファッションブランドとも関係している、イギリスのサイクリング文化について迫ってみました。

自転車はヨーロッパで開発されたと言われていますが、ヨーロッパ各国が自転車発明の原点を主張しあっているため、どこの国が発明したのかは諸説あります。
一説には、ドイツ人によって開発された自転車はフランスで育成され、現在のような形となった自転車を世界中に普及させたのがイギリスと考えられています。

イギリスは世界に普及にさせた立場でありながら、首都ロンドンでは自転車の普及率はそれほど高くなかったのです。

自転車を世界的に普及させたと言われるロンドンでは、都心のメッセンジャーを除けばほとんど自転車のいない街でした。

その原因は、そもそも自転車に乗れる人が少なかった・階級社会の名残で自転車は貧乏人のものといったイメージがあったからとも言われています。
しかし、今では毎朝自転車渋滞が発生するほどサイクリング文化が盛んになっているのです。サイクリング文化の広まりにともなって、レース用からタウンユースまで幅広いサイクルアパレルブランドも登場しています。

また、ファッションブランドがサイクリング向けのおしゃれアクセサリーやおしゃれアイテムを販売するなど、サイクリング文化の広まりとともに関連するおしゃれアイテムも増えているのです。

最も大きな影響を与えているのが、政治や行政の介入です。世界各地で自動車による大気汚染や気候変動への対策が進められており、イギリスではその対策のひとつとして自転車普及が推し進められたのです。

例えば、自転車講習会や自転車通勤体験などを市の援助によって無料で受ける事ができたり、自転車用地図を市が配布する、自転車用レーンを敷設したりと様々な政策が行われました。また、公共自転車の導入や通勤自転車を買うと減税対象になるなど国をあげた政策などの効果もあり、サイクリング文化が浸透していったのです。

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